ア行


アーン(Urn)
蛇口のついたコーヒー沸かし器。普通は金属製の二重の槽からなっており、上部のフィールターにコーヒー粉を入れ、熱湯を注いで抽出されたコーヒー液が一定の温度に保たれている。
わが国でアーンというとこの構造のものと考えられているが、アーンとは蛇口のついたコーヒー沸かし器の総称である。
アイ・エー・シー・オー(IACO) インターアフリカン・コーヒーオーガニゼーション(Inter-African Coffee oraganization)の略。
1960年12月マラガシーで初の公式会合を開いて以来、アフリカのコーヒ−農民、コーヒー生産国としてのアフリカ諸国の地位向上のために活動している
本部はパリである
加盟国は次のとおり。
アンゴラ(angola)
中央アフリカ共和国(CentralAfricanRep.)ザイール(Zaire)
コンゴ{ブラザビル(Congo){Brazaville}カメルーン(Cameroon)
ベニン(Benin)
ガボン(Gabon)アイボリコースト(IvoryCoastケニア(Kenya)
マラガシー(Malagasy)
ルアンダ(Rwanda)ブルンジ(Brundi)
タンザニア(Tanzania)
トーゴ(Togo)
ウガンダ(Uganda)
SierraLeone)
リベリア(Liberia)
ナイゼリア(Nigeria)
エチオピア(Ethiopia)


アイ・シー・エー(I.C.A) {国際コーヒー協定}
インターナショナル・コーヒーアグリーメントの略(同項参照)
アイ・シー・オー(I.C.O) {国際コーヒー機関}
インターナショナル・コーヒー・オーガニゼーションの略。(同項参照)
アイ・ビー・シー(I.B.C) Instituto Brasileiro do Cafe(ブラジルコーヒー院の略
ブラジルのコーヒーに関する国家機関で、同国コーヒー産業の発展を援助し、コーヒー産業に従事する企業および労働者の福祉、農業研究、輸送機関の改善、資金難の軽減、新市場の開拓を目的として、1952年に設立された。
わが国でアイ・ビー・シーという名で取引されているブラジルコーヒーは即ち、アイ・ビー・シーブラジルコーヒー院が輸出増化を目的として低級品を香港にストックし、ブラジル本国からコーヒーを買い付けた輸入業者に対して、一定の比率の香港ストックのコーヒーを有利な価格で売り渡しているものである。ブラジルコーヒー院はこのようなコーヒーをイタリアのトリエステにもストックしている。
アイボリコースト(Ivory Coast) アフリカの西部、ギニア湾に面し、1960年8月フランスより独立した共和国。
正式名称は、コートジボワール共和国。15世紀末にポルトガル人が進出して以来、欧州人が象牙、奴隷の売買をしたので、「象牙海岸」と言う名が生まれた。
首都アビシャン(Abijan)面積32.2万平方キロ。人口約600万
世界第一位のロブスタ生産国
豆は中性で淡緑色から褐色を呈する中性コーヒー。インスタントコーヒー用に需要が多い。{生産量}
1974/75   4500、000俵
1975/76   5133、000表
1976/77   4800、000俵
1977/78   3285、000表
1978/79   4165、000表
収穫期は11月〜4月。
アイボリロブスタは豆の大きさによってグレイドNo1からNo4までの4段階に格付けされ、
また輸出向け品質はスーペリアとクーランに分けられる。
{輸出量}
1974/75   3559、000表
1975/76   5539、000表
1976/77   4591、000表
1977/78   3700、000票
輸出期は一年中、輸出港はアビジャン。
アウアチャパン
(Ahuachapan)
エル・サルバドル西部のコーヒー生産州。
作付け面積は36、270エーカーで、10生産州中、サンタアナ州、ラリベルタ州、ウスルタン州、ソンソナテ州、に次いで第5位。
アグロメレーション(Agglomeration) スプレードライ製法で作ったインスタントコーヒーの粒子に熱を加えて溶解し、熱風乾燥、次に冷却して大きなかたまりにする工程。
アグロメレーション製法のインスタントコーヒーは外観が変化するだけで品質がよくなるわけではない。
アシエンダ
(hacienda)
コーヒー園。主としてブラジルを除く中南米諸国で使用される言葉。
アジスアベバ
(AddisAbaba
エチオピアの首都で、ハラ-地方のディレダワ(DireDawa)と並び、
エチオピアコーヒーの取引中心地。
アッシディー
(acidy)
{酸味}
ある一定のコーヒーの味を説明する言葉。
この味は非常に望ましいものとされ
大抵の高知産マイルドコーヒー中に存在する。
コーヒーの酸味は、すっぱいとか醗酵した味と違って、鋭く、爽やかな、舌触りの良い味で、口に含むとさっと感じられる。
オールドクロップのコーヒーには決して存在しない。
アデン
(Aden)
アラビア半島の南西岸、南イエメン人民共和国の首都。古くからインド航路の港として栄え、現在もアラビア産モカコーヒーおよびエチオピア産コーヒーの主要輸出港のひとつである。
アサイ
(Assai)
ブラジルのパラナ州北部にある都市。
日系移民の開拓した産地。
アザーマイルド
(OtherMilds)
国際コーヒー協定はコーヒーを4グループに大別しているが、その中のひとつで、次生産国でで産出されるコーヒーがアザーマイルドに属する。
ブルンジ(Burundi)
コスタリカ(CostaRica)
ドミニカ(DominicanRepublic)
エクアドル(Ecuador)
エル・サルバドル(ELSalvador)
グァテマラ(Guatemala)
ハイチ(Haiti)
ホンジュラス(Honduras)
インド(India)
ジャマイカ(Jamaica)
メキシコ(Mexico)
ニカラグア(Nicaragua)
パナマ(Panama)
パプアニューギニア(PapuaNewGuinea)
ペルー(Peru)
ルワンダ(Rwanda)
ベネズエラ(Venezuela)
アシス
(Assis)
ブラジル、サンパウロ州南西部の都市で、コーヒーの産地。
アシール
(Asir)
サウジアラビヤ南西部、紅海に面する地方。
高度3、000メートルの高地と、ティハマ平野とからなり、高地ではコーヒーが産出される。
アチェ
(Atjeh)
インドネシア、スマトラ島北部のアチェ省で産出されるアラビカコーヒー。マンデリン、シボルガに比べ小粒で品質は劣る。
アピアランス
(appearance)
(外見)
生コーヒー豆および焙煎コーヒー豆の品質を判定する指針。
生豆の場合は、豆の大きさや色の不均一は、精製のし方が不均一であったことを示す。さらにそのコーヒー豆がニュークロップか、オールドクロップか、或いはその外、砕豆、黒豆、変色した豆、異物などの混入程度によりその品質を判定する。
焙煎豆の場合、焙上りの色が均一であることは、そのコーヒーが良質であることを示す。
インスタントコーヒーの場合は、粒子の色、つや、大きさ、流動性(さらさらしていること)砕けた、粒子の混入度が品質を示す。
アビシニアン
(Abyssinian)
アビシニア(Abyssinia)はエチオピア(Ethiopia)の別称で、アビシニアンとは主として西部および南西部にあるジマ(Djimmah)シダモ(Sidamo)レケムプティ(Lekempti))地方の野生のコーヒー樹から採れるコーヒーのこと。
アフリカ・マラガシーコーヒー機構(Organization Africaine et Malagache du Cafe)
略称はオアムカフ(OAMCAF)。フラン圏のコーヒー生産国が、コーヒー販売に関して強調することを目的に1960年12月7日に設立された。現在の加盟国は次のとおり。
ベニン(Benin)
カメルーン(Cameroon)
中央アフリカ共和国(Central African Rep.)
コンゴ(Congo)
ガボン(Gabon)
アイボリコースト(Ivory Coast)
マラガシー(Malagasy)
トーゴ(Togo)
アフロート
(Afroat)
目的港に向かって船舶で輸送中の商品。「イントランシット」
(in transit)も同意義であるが、これは目的地に向かって陸送中のものを指す。
アマチトラン
(Amatitlan)
グァテマラ、アマチトラン州の州都で、山脈の太平洋岸の斜面に位置する。この産地には多数のコーヒー園があり、産出されるコーヒーは酸味、こく共にある良品。
アメリカンロースト
(American Roast)
米国人の好みに合った焙煎度で、中炒りよりやや弱い。
アラビカ(Arabica) ロブスタ種、リベリカ種とともにコーヒー三原種の1つで、原産国はアビシニア(現在のエチオピア)といわれる。
一般に正しいと認められていることは、コーヒーはエチオピアに固有の植物で、エチオピア南西部のカファ(Kaffa)地方で野生しているのを発見された。コーヒーの語源はこのKaffaである。
一方「アラビカ」種の名称は、紀元前9世紀、アラビアの隊商がエチオピアからアラビアにコーヒーを
持ち帰り、それがアラビアで繁茂したことに由来する。
アラビカ種は熱帯の高冷地(高度2000フィート以上)での栽培に適し、他の品種より味、香り、ともに優れているので最も広く栽培されており、世界生産量の約3分の2を占める木は成長すると15〜18フィートの高さに達し、葉は緑色で3〜4センチ、花は白色でジャスミンに似た香りを持ち、4〜16個がかたまって咲く。樹齢3〜4年で結実する。
アラビゴ
(Arabigo)
アラビカ種の一種。ブルボン種と異なり、ブルボン種より大粒で平たい豆。品種は良く、耕地での栽培に適している。
アラフェラ
(Alajuela)
中央アメリカ、コスタリカのコーヒー生産州。この高地で産出されるコーヒーは秀れた香味、こく、鋭い酸味を特徴とし、単独よりも配合用として喜ばれる。
アルタ・ベラ・パス
(AltaVeraPaz)
中米、グァテマラの北部山岳地帯にあるコーヒー生産州。産出されるコーヒーは州都コバン(Coban)に因んでコバンコーヒーと呼ばれる。生産料は同国総生産量の約5%で少ないが灰緑色の優れた柔らかい味のコーヒーである。
アムブリッツ
((Ambriz)
アフリカ南西部にあるアンゴラ人民共和国の北西部にあるコーヒー産地および船積み港。
アムボイム
(Amboim)
アフリカのアンゴラ西部に位置する港。コーヒー生産の中心地で、コーヒー船積港。
アメリカン・プリパレーション
(American・Preparation)
コーヒーまめに混入する小枝、小石、欠点豆などを機会で除去するだけで、ハンドピックをしてないコーヒー。
ヨーロピアンプリパレーション参照のこと。
アラビアンモカ
(Arabian Mocha)
アラビア半島の南西端、現在のイエメンの山岳地方で産出されるコーヒー。(モカ参照)
モカハラーと呼ばれるエチオピア産モカと区別するため、イエメン産モカをアラビアン・モカという。
アララクアラ
(Araraquara)
ブラジル南東部にあるサンパウロ州中部に位置する都市。
交通の要所。コーヒーの産地。ここで産出されるコーヒーはソフトな味でミックスに適している。
アルケール
(alqueire)
@昔の重量単位。コーヒーチェリーの場合1アルケールは50キログラム。
A土地の面積をあらわす単位。1アルケールは24、000平方メートル(=’6エーカー)。
アルーシャ
(Arusha)
タンザニア北東部、アルーシャ州の州都。
タンザニア・アラビカコーヒーは主としてキリマンジャロ山、メルー山の斜面で生産され、キリマンジャロの州都にちなんでアルーシャと呼ばれる
アルツラ
(Altura)
スペイン語で「高地」の意。メキシコのハイグロウン(High Grown)コーヒーを指す。
アルメニア
(Armenia)
コロンビア中西部、キンディオ州の州都。同州で産出されるコーヒーはアルメニアコーヒーと呼ばれ、暗緑色の美しい豆で、酸味があり、香り、味ともに秀れたコーヒーである。。全コロンビア産のコーヒー中最上のクラスに属する優秀品。
アルメニアコーヒー
(Armenian coffee)
トルコとソビエトにまたがるアララト山、ワン湖を中心とする地方で飲まれるコーヒー。
ターキッシュコーヒーと同じ。
アロマ
(aroma)
(芳香)
コーヒーに香りを構成するのは、コーヒー中に存在する揮発性物質で、その一部をあげると次の通りである
formic acid(蟻酸)acetone(酢酸)ethyl 
alcohol(エチルアルコール)acetone(アセトン)esters(エステル)phenol(フェノール)
vanillne(バニリン)
アロマは(taste){味}と共にコーヒーの生命であるフレーバーを構成する。普通は炒りたてのコーヒーを挽いたときがもっとも強く、又、コーヒーの種類によって異なる。
インスタントアロマ 昭和36年7月に、インスタントコーヒーの輸入が自由化されて以来、外国品、国産品を含めて50種類にも及ぶブランドが市場に現れた。だがその一部を除いて大半のものはどれも、炒って挽いたコーヒーのもつ秀れた香りを失っていて、大体似たような香りをしている。これはインスタント製造工程で、アロマが失われるためである。
アメリカでは長年に渡ってこのアロマをインスタントコーヒーに添加する研究が為され、最近数社がそれに成功した。
「ソリュブルコーヒー(インスタントコーヒー)製造工程で、炒られたコーヒー豆はまず挽かれ、それからコーヒー液を作るため熱湯で浸出される。可溶性固体(ソリュブル・ソリッド:soluble solid) が抽出され、粉末にするための水分が除去される。
この点まではコーヒー液の味や香りは、使用した生コーヒー豆の品質と直接関係がある。しかしながら、この味と香りというデリケートで、しかもきわめて重要な物質は、熱と酸素に非常に弱い。出来上がった粉末ソリュブルコーヒーにこれらの物質を保持しておく方法はほとんどわかっていない。そしてこれこそ、市場で売られているソリュブルコーヒーのほとんどが実質的に同一、つまり炒ったコーヒーの味や香りが無い理由である。
噴霧乾燥(スプレードライ)は、水分除去の一般的方法であるが、噴霧乾燥にしろ、真空乾燥(バキュームドライ)にしろ、いずれの方法でも、おいしい一杯のコーヒーに、あのすばらしいアロマを与える微少量の物質を追い出してしまう。噴霧乾燥では1ポンドの可溶性固体から水分を除去するために約90ポンドの熱風を使用する。乾燥前の液の中に、たとえ少量の味や香りがあっても、乾燥のために使用される膨大な酸素と熱は確かに味を変え、香りを追い出してしまうであろう。この結果、高価なブラジルやコロンビアのコーヒーの品質も、粉末ソリュブルコーヒーになってしまうと、ほとんど同一のものになる。
科学研究はすばらしい道具である。科学研究は、うりのつるになすびを作ることが出きる。企業は近代的研究によって急激に変りつつある。このことはソリュブルコーヒーについては特に当てはまる。たゆまざる研究によって、われわれはいまや、炒ったコーヒーから優れた味と香りを取り出し、それを粉末ソリュブルコーヒーに戻すことが出きる」(米国ヘイマン・プロセス社ウイルバート・A・ヘイマン博士
「インスタントコーヒーの中でもっとも著しいのは、アロマ・インスタントコーヒーの出現である。
炒りたての高級コーヒー豆のアロマは、世界でもっとも快い香りの1つであることは誰でも知っている。
過去1世紀以上に渡って、科学者はこの香りを捉えようとしてきた。香りは水で抽出することができるが、水の中ではきわめて不安定であることがわかった。
香りはまた、ベンゼン、クロロフォルム、アルコール等で抽出できることもわかったが、これらの溶液の中では、香りは不安定である上に、別の香りがつくという欠点があった。
焙ったコーヒーを豆のまま高圧力1インチ平方当たり5ポンド以上をかけると、コーヒー液の中にある香りを構成する物質を全部、真のバランスを持ち、しかも安定して形で含有する油が搾出されることが発見された」(ザ・ティー・アンド・コーヒー・トレード・ジャーナル)
現在、アロマを強調しているインスタントコーヒーは、このように炒った豆から抽出したアロマ・オイルを粉末ソリュブルコーヒーに添加、或いは製造工程中に添加したものである。
アロマタイズ
(Aromatize)
インスタントコーヒー(アウプレードライ、アグロメレート、フリーズドライ)重量で0.3%のコーヒーオイルを噴霧し、直ち不活性ガス包装すること。
アンウオッシュド
(unwashed)
(非水洗コーヒー)ドライ・メソッド(dry methood)〔自然乾燥式コーヒー精製法〕で精製されたコーヒー。摘採した珈琲の実をそのまま乾燥し、脱穀機で、果肉、羊皮、銀皮を除去した珈琲。ナチュラル(natural)ともいわれる。
アンウオシュド・コーヒー(unwashed coffee) 自然乾燥法で精製した生コーヒー豆。
アングラ・ドス・レイス
(Angra dos Reis)
リオ・デジャネイロの南75マイルのところにあるコーヒー輸出港。
アーン
(urn)
蛇口のついたコーヒー沸し器。普通は金属製の二重の槽からなっており、上部のフィルターーにコーヒー粉を入れ、熱湯を注いで抽出されたコーヒー液が内側の槽に蓄えられ、外側の槽にある湯で常にコーヒー液が一定の温度に保たれている。
わが国でアーンというとこの構造のものと考えられているが、アーンとは蛇口のついたコーヒー(沸かし器の総称である。
アンウオッシュド・アラビカ
(Unwashed Arabicas)
国際コーヒー協定はコーヒーを4グループに大別しているが、その中のひとつ。このグループに属するコーヒーは次のとおり。
ブラジル(Brazil)
ボリビア(Bolivia)
エチオピア(Ethiopia)
パラグァイ(Paraguay)
アンコラ
(Ankola)
インドネシア、スマトラ島の中西部にあるアンコラ地方の高度2500〜5000フィートの高地産出されるコーヒー。豆は丸く充実しており、色は暗褐色から黄色で、舌触りの滑らかな香りのよいコーヒーである。小粒である点を除いて、外観、香味とも同島で産出されるマンデリンに似ており、最高級コーヒーのひとつに数えられる。
アンゴラ
(Angola)
アフリカ南西部の人民共和国。1975年11月ポルトガルより独立。人口約530万。面積125万平方キロ。首都ルアンダ(Luanda)。
〔生産量〕
1974/75  3、444、000俵
1975/76  1、180、000〃
1976/77  1、100、000〃
1977/78  1、120、000〃
1978/79    900、000〃
  アンゴラのコーヒー生産量は近年急激に減少しているが、これは主として内乱および産地の労働力不足のためである。内乱のため農園主は農園を棄てて故国のポルトガルに帰り、収穫期になると出稼ぎに北部の産地にきた南部の労働者が北部にこなくなってしまった。
生産品種は約97%がロブスタ、残りがアラビカ。収穫期はロブスタ5〜9月、アラビカ4〜7月
主産地はアムブリッツ(Ambriz)、アンボイム(Amboim)、カビンダ(Cabinda)、カゼンゴ(Cazengo)。
アンゴラロブスタは丸形黄褐色の豆で味は中性。ことにアムブリッツは歩留まりが高く、味をこわさないのでインスタントコーヒー用に最適といわれる。一方アムボイムは他のものより値段はやゝ高いがアラビカに似た特徴を持ち、ストレートで飲むこともできる。
アンゴラコーヒー院(Institute do CafeAngo-la)は次のように格付けしている
〔1〕300グラムの見本中に混入する欠点数に基づいて
エクストラ(Extra)
スーペリア(Superior)
ファースト・クオリティ(1stQuality)
セカンド・クオリィAA(2ndQuality AA)
セカンド・クオリティBB(2ndQualityBB)
サード・クオリティCC(3rd Quality CC)
サードクオリティDD(3rd QualityDD)
〔U〕豆のサイズによって
グラド(Grado)
メディオ(Medio)
ムイド(Muido)
コレンテ(Corrente)
〔輸出量〕
1974/75  2、174、000俵
1975/76  2、258、000〃
1976/77    830、000〃
1977/78  1、2221、000〃
近年の減少は内乱による減産と、道路事情が悪化して産地から港湾までの輸送が困難になったこと、また、港についたコーヒーが船に積めず滞貨したことが挙げられる。
通常輸出期は7月〜11月。輸出港はルアンダ(Luanda)、アンボイム(Amboim)、ノボレドンド(No voRedondo)、ロビト(Lobito)、カビンダ(Cabinda)。
アンチオキア
(Antiochia)
コロンビア北西部にあるコーヒー生産州。ここで生産されるコーヒーはコロンビアコーヒーの中で最高級品のひとつに数えられ、州都にちなんでメデリンコーヒーと呼ばれる。
アンティグア
(Antigua)
中央アメリカ、グアテマラ中南部のコーヒー生産地。ここで産出されるコーヒーはアンティグアコーヒーといわれ、グアテマラのみならず世界的にも最高の品質とされている。アンティグアコーヒーは青みがかかった中粒の豆ですばらしい酸味と、こく、香りがある。
アンパルシュ
(en pareche)
パーチメント・コーヒーのこと。フランス語を話すコーヒー生産国で使われる。
アンデス
(Andes)
コロンビア北西部、アンチオキア州にある都市。コーヒーの集散地。
イエメン
(Yemen)
アラビア半島の南西部、紅海に面した共和国。正式にはイエメン・アラブ共和国という。
首都サヌア(Sana)、面積19.5万平方キロ、人口約500万。
国土はなだらかな高原で、半島中最も豊かな農業地帯。大麦、コーヒーを産する。
〔生産量〕
1972/73  45、000俵
1973/74  25、000俵
1974/75  35、000俵
7975/76  35、000俵
1976/77  35、000俵

この国で産出されるコーヒーは「モカ」、「イエメン・モカ」、「アラビアン・モカ」と呼ばれ、現在も紀元600年頃と同様、乾燥した山岳の水を引いた大地で栽培され加工精製法は昔からの天日乾燥、脱穀は石うすその他の原始的方法で行われている。豆は小粒で不ぞろいであるが、独特の酸とこくをもち、香りの優れたコーヒーである。
次の名称は等級をあらわすのか、産地なのか、品質なのか明らかでないが、
一般的には
マタリ(Mattari)
シャーキ(Sharki)
サナニ(Sanani)
ホデイダ(Hodeida)
の順に品質がよいといわれる。
イーケー
(EK)
オランダ語Eerste Kwaliteitの略語で一級品の意。
スマトラ産ロブスタの格付けに使われ、欠点豆の混入率によりEK1スペシャル、EK1,
EK2.EK3に分類される。
イタリアン・ロースト
(Italian roast)
コーヒー中の油が、表面にでるほど強く炒ることで、その程度はフレンチローストより強い。
この炒り方は、トルココーヒーやエスプレッソでコーヒーをたてる場合の炒り方で、イタリアや各コーヒー生産国でもっとも広く行われる方法である
豆の大半は事実上炭化しているため、独特の焦げた香味のコーヒーとなりコーヒーが本来持っている芳香や味は完全に失われている。
イバラ
(Ibara)
エクアドル北部、インバブラ州の州都。珈琲、綿花、サトウキビが栽培される。
インド
(India)
アジア南部の洋上に突きだした三角形の半島大陸。人口約5億、
首都ニューデリー(New Delhi)。
珈琲は17世紀のはじめにアラビアから導入されたが大規模に生産されるようになったのは1830年代、また1900年まではアラビカのみが生産されたが、1920年にインドシナからロブスタが導入された。
〔生産量〕
     1974/75  1、630、000俵
     1975/76  1、478、000俵
     1976/77  1、791、000俵
     1977/78  2、133、000俵
     1978/79  2、000.000俵
生産品種は3分の2がアラビカ、残りがロブスタ。
収穫期はアラビカ11月〜1月、ロブスタ1〜3月。
インドアラビカは灰緑色で、良い酸味とこくがあり、味は柔らかい。
生産地はマイソール州チクマガル(Chikmagalur)ハッサン(Hassan)クールグ(Coorg)ケララ州ニルギリ(Nilgris)マドゥライ(Madurai)サレム(Salem)
インドのアラビカコーヒーは水洗処理したものをプランテーション・コーヒー、ナチュラルをチェリーコーヒーと呼ぶ。一方ロブスタは水洗処理のものをパーチメントまたはウオッシュド、ナチュラルをロブスタチェリーと呼ぶ。規格は
は次のとおり
プランテーションアラビカA
       〃      B
       〃      CT
アラビカチェリー     AB
ロブスタパーチメント  AB
ロブスタチェリー    AB
〔輸出量〕
     1974/75  1、036、000俵
     1975/76    855、000俵
     1976/77    894、000俵
     1977/78    979、000俵
輸出港はマンガロー(Mangalore)、コーチン(Cochin)マドラス(Madras)。

インドネシア
(Indonesia)
東南アジアの南部、赤道の周りに点在する島々からなる共和国。首都ジャカルタ
(Djakarta)。面積約190万平方キロ。人口約一億二千万。
第二次大戦前はブラジル、コロンビア、に次いで世界第三位のコーヒー生産国であったが現在は第九位。
〔生産量〕
      1974/75  2、675、000俵
      1975/76  2、865、000俵
      1976/77  3、089、000俵
      1977/78  3、218、000俵
      1978/79  3、180、000俵

生産品種はロブスタ(約89%)およびアラビカ。収穫期は5月〜12月。最盛期は6月〜8月。
生産地は
 【ロブスタ】
  ジャバ島─プリアンガ(Preanger)
         チェリボン(Cheribon)
         ケディリ(Kediri)
         マラン(Malang)
         セマラン(Semalang)
 スマトラ島─パガララム(Pagaralam)
         タンジョン・サクティ(Tanjong Sakti)
         チュルップ(Tjurup)
【アラビカ】
 スマトラ島─マンデリン(Mandheling)
 セレベス島(スラウェシュ島)
         カロシ(Kalossi)
         ランテパオ(Rantepao)
 ジャバ島
 バリ島
 ウオッシッュドコーヒーはWIB(West Indische Bereiding)、ナチュラルコーヒーはOIB(Oost Indische Bereiding)といわれ、No1からNo3までのタイプがある。スマトラ産ロブスタ(ナチュラル)の格付けはGBEKが使われ、No1からNo3までのタイプがある。

このコーヒーは主としてバレンバンから船積みされるのでバレンバンロブスタと呼ばれることもある。ジャバロブスタの最高品は、いわゆる「WIB No1」である。
スマトラ産アrビカ殊にマンデリンは世界でも最高級品に数えられる。大粒の平型の豆で、充分こくがあり、独特の香味を持っている。炒り上がりはよくないが死豆は少ない。
ウオッシュド・ロブスタ(例えばジャバWIBNo1〜No3は中ないし小粒の黄色味がかかった緑色の豆で味は中性、配合に適している。
 〔輸出量〕
      1973  1、632、000俵
      1974  1、797、000俵
      1975  2、168、000俵
      1976  2、106、000俵
      1977  2、141、000俵

輸出港はジャカルタ、セマラン、スラバヤ、メダン、シボルガ、バレンバン、メナド、マカッサル。    
インパーフェクション
(imperfection)
コーヒー豆は一般に、一定量の見本(各生産国によってその量は異なる)中に混入する、黒豆(black beans)砕け豆(broken beans)、殻(shell)未熟豆(immature beans)、クエーカー(quarkers)、石(stones)、莢(pods)、の数によって等級がつけられるが、これらのものを総称してインパーフェクションという。
インスタントコーヒー
(instant coffee)
ソリュブリュコーヒー(soluble coffee)ともいわれ、コーヒー液を粉末化したもので、湯または水を加えると直ちに溶解するコーヒーのこと。国際コーヒー協定は「"ソリュブルコーヒー"とは、炒ったコーヒーから作られた、水溶性固体を意味する」と定義している。<BR>【製法】@極粗く挽いたコーヒーから、エクストラクター(extractor)と呼ばれる抽出器で濃縮コーヒー液を作る。Aコーヒー液中に混入している沈殿物を除去するため、遠心分離器(コーヒー液が、高速度回転シリンダーを通過するとき、液の中の沈殿物はシリンダーの壁に付着する)または圧力ポンプ(コーヒー液を圧力で、穴のたくさんあいたペーパーや布を通過させる)でろかつる。B次ぎにこのろ過液から、スプレー・ドライspray dry) (噴霧乾燥)、バキューム・ドライ(vacuum dry)<BR>(<BR>(真空乾燥)、または最近実用化されてきたバキューム・フリーズ・デハイドレイション(<BR>vacuum freeze dehydration)(真空凍結乾燥)で水分を除去する。<BR>
<B><TT><U>エクストラクター<BR></U></TT></B>インスタント・コーヒー製造工程中で、濃縮コーヒー液を作るのに使用される機械。<BR>この工程は普通数台のエクストラクターで構成される。まず最初のエクストラクターにコーヒー粉と湯を入れて十分浸透させる。出来上がったコーヒー液を次ぎのエクストラクターに移し、新しいコーヒー粉だけ加えて浸出させる。浸出が終われば、出来上がった液(第一回目の液より濃くなっている)を三番目のエクストラクターに移し、ここでも新しいコーヒー液を加えて浸出させる。このようにして濃縮液を作るのであるが、実際のプラントでは、カウンター・カレント・システム(Counter Current System)〔逆流抽出システム〕という方法がとられている。カウンター・カレンシステムでは、新鮮な水がまず、ほとんど浸出してしまったコーヒー粉の入っているエクストラクターに入り、そこで浸出が終わるとやはり浸出されてしまっているコーヒー粉(ただし、その浸出程度は第一のエキストラクターに入っているコーヒー粉ほどではない)に移り順次エキストラクターを通って、最後にもっとも新しいコーヒー粉の入っているエクストラクターに入る。<BR>上のような経過で濃縮液が作られるのである。

インスタントコーヒーの歴史

アメリカの文献によると、ソリュブルコーヒーはある日本人の発明したものである。
「19世紀のはじめ以来、多くのコーヒーマンや化学者達はコーヒーをたてるのを簡単にすると思われるソリュブル・コーヒー(可溶コーヒー)つまり乾燥した抽出物を探求してきた。多数の会社が、その製品を市場に出したが、その中で商業的に成功したのは僅かに二つであった。
東京の日本人化学者カトー・サリトリ博士は1899年頃、ソリュブルテー(可溶茶)を持ってシカゴにやってきた。
ソリュブルティーは成功しなかったが、それは、あるコーヒーマンや化学者と接触すのためにソリュブルコーヒーを作った。この製品を宣伝するため会社を設立した。会社はカトー・コーヒーと呼ばれ、カトー博士のほかに、化学者フィリップ・クライセル、生コーヒー豆ブローカーのW・Rラフナー、コーヒー焙煎業者のI.D.リッチハイマーが加わった。カトー博士のソリュブルコーヒーは1901年全米博覧会で初めて一般に売られた。このようにして世に出たインスタントコーヒーも、最初の中は焙煎業者にも、家庭の主婦達にも軽視され、苦難の道を歩んだが、第二次大戦中、アメリカ兵士の携帯食料として使われる間にその美味と簡便さが認められ第二次大戦後飛躍的発展を遂げた。サムエル・リー博士の「変わり行くインスタントコーヒーの姿」によると、「10年前、アメリカの全インスタントコーヒー工業は、混乱と同様の渦中にあった。新参六社が、戦前から優位を保っているネスカフェに挑戦してきたのである。当時ネスカフェは50%がコーヒー、50%がコーンシロップから得られる可溶性炭水化物、すなわち、麦芽糖、ブドウ糖、糊精からなっていた。
ここに、ボーデン社が真空乾燥による100%純インスタント・コーヒーを持って市場に乗り込み、一次的ながら主導権を握った。
しかしその後マックスウエルが噴霧乾燥による製品を持って登場、惣ちナンバーワンの地位を占め、以後、今日までその地位を保っている。一方ネッスルも100%純コーヒーを持って巻き返しを計り、数年間後退した後、再び市場を回復している。
この間技術面においても非常に進歩を見た。そのひとつは歩留まりの向上である。即ち、20年前は1ポンドのインスタントコーヒーを作るのに約6ポンドの生コーヒー豆を必要としたが、10年前には4ポンドとなっており、現在は3ポンド及びそれ以下である。歩留まりの向上により価格引き下げが可能になるとともに従来インスタントコーヒーの欠点とされていたアロマの問題も最近ようやく解決されつつあり、インスタントコーヒーの将来はますます明るいものになっている。
インターナショナル・コーヒー・アグリーメント
(International Coffee Agreement)
〔国際コーヒー協定〕コーヒー輸出量を世界の需要に見合うように規制して、価格の安定を図り、多角化計画を通じて、過剰傾向にある生産を押さえることを目的とした協定。
第一次五ヵ年協定は1963年12月に発効、第二次五ヵ年協定は1968年10月に更新された。
第二次協定は1973年に輸出割当、価格などを規定したいわゆる経済条項を削除して二年延長され、さらに新協定の交渉のための国際コーヒー機構を維持するため、1976年9月まで暫定的に1年延長された。
1976年10月1日より第三次協定が実施されているが、
第三次協定の目的は、
@輸出収入を得、それによって社会的、経済的分野の開発計画を継続するため、コーヒーに大きく依存している多数の国の経済にとって、この商品がきわめて重要であることを認識し、
Aコーヒー取引に関する緊密な国際協調が、コーヒー生産国の経済の多様化および発展を助長し、生産国、消費国間の政治的、経済的関係を改善し、かつ、コーヒーの消費増加に寄与することを考慮し、
B生産者および消費者の双方にとって弊害のある著しい物価変動を引き起こす生産と消費の不均衡を回避することが望ましいことを認識し、
C国際的措置が、このような不均衡の影響を是正するのに役立ち、有利な価格を通じて、生産者に充分な所得水準を保証するのに役立つと信じ、
D1962年および1968年国際コーヒー協定の運営の結果
生まれた国際協力の利点に留意し、次の目的で協定を締結した。
(1)公正な価格で消費者のためにコーヒーの充分な供給を保証し、引き合う価格で生産者のために
コーヒーの市場を確保するよう、世界の供給と需要の妥当な均衡を達成すること。
(2)生産者、消費者、双方にとって弊害のある世界の供給量、在庫量、および価格の過度の変動を回避すること。
(3)加盟国の生産資源の開発および雇用と所得の増加、
維持に寄与し、ひいては、公正な賃金、より高い生活水準、よりよい労働条件の達成を助けること。
(4)価格の維持および消費の増加によりコーヒー輸出国の購買力を増大させること。
(5)あらゆる可能な方法で、コーヒー消費を促進し、増加されること。
(6)コーヒー取引と工業製品市場の経済的安定性との関係を認識し、一般的に、世界コーヒー問題に関して国際協力を深めること。

この協定は
(1)世界の市場を加盟国割り当て市場と非加盟国費割り当て市場に区分し、
(2)毎年、輸入加盟国の年間推定消費量や、他の事情を考慮して年間総割当量を決定し、
(3)これを輸出加盟国の柚須津実績および在庫を考慮して輸出加盟国に配分、
(4)さらに相場の動向によって、この割り当てを実施、停止、再実施することにより、
需要と供給のバランスをとり、価格を安定させることを主眼としている。
  協定の有効期間は1976年10月1日から1982年9月30日までの6年。ただし第三年度終了までに、残りの三年、協定に継続して加盟するかどうかを意思表示することになっている。
  協定加盟国は次の通り。

   輸出加盟国

コロンビアマイルド
  コロンビア
  ケニア
  タンザニア

アザーマイルド
  ブルンジ
  コスタリカ
  ドミニカ
  エクアドル
  エル・サルバドル
  ガテマラ
  ハイチ
  ホンジュラス
  インド
  ジャマイカ
  メキシコ
  ニカラガ
  パナマ
  パプア・ニューギニア
  ペルー
  ルアンダ
  ベネゼラ

アンウオッシュド・アラビカ                                                                     ボリビア
  ブラジル
  エチオピア
  パラグァイ
  
ロブスタ
  アンゴラ
  ガーナ
  ギニア
  インドネシア
  リベリア
  ナイゼリア
  オアムカフ
  ベニン
  カメルーン
  中央アフリカ
  コンゴ
  ガボン
  アイボリコースト
  マラガシー
  トーゴ
  シェラレオネ
  トリニダッド・トバゴ
ウガンダ
ザイール

輸入加盟国
   米国
   ベルギー
   デンマーク
   西ドイツ
   フランス
   アイルランド
   イタリー
   オランダ
   英国
   オーストラリア
   カナダ
   キプロス
   イスラエル
   フィンランド
   日本
   ニュージーランド
   ノルウェー
   スペイン
   スエーデン
   スイス
   ユーゴスラビア
   ポルトガル
   オーストリア
   


  
                                                                                                                                        
インターナショナル・コーヒー・オーガニゼーション(International coffeeOrganization) [国際コーヒー機構]
国際コーヒー協定の規定により、協定の実施、運営を目的として設立された。所在地はロンドン。
この機構は次の三機関により運営される。
 (1)国際コーヒー理事会(InternationalcoffeeCouncil) 全加盟国で構成され、国際コーヒー機構の最高意思決定機関。
 (2)執行委員会(Executive Board)
定期的に会合し、理事会に対して勧告を作成する。

構成は次の通り。

輸出加盟国8カ国
ブラジル
コロンビア
アフリカ・マラガシーコーヒー機構
ガテマラ
エル・サルバドル
ケニア
コスタリカ
ウガンダ

輸入加盟国8カ国
米国
英国
ドイツ
フランス
日本
ノルウエー
オランダ
スペイン
 (3)事務局長(Executive Director)および職員
    事務局長はジム関係の最高責任者で、執行委員会の推薦により理事会が指名。職員は理事会の定める規則に従って事務局長が任命する。
ウアトスコ
(Huatsuco)
メキシコ南東部にある、ベラクルス州の都市。この地方で産出されるコーヒーは、同国のコアテベックコーヒーほど、酸味もこくもないが、炒り上がりはよく、味も悪くない。
ウエット・メソッド
(wet method)
[水洗式コーヒー精製法]コーヒー豆(コーヒーの実の種子)を覆っている果肉、外皮を除去する方法の一つ。この方法ではてき摘採されたコーヒーの実は、まず新鮮な水の入ったタンク(水槽に入れられる。ここで、未熟の実や好ましくない実は水面に浮き上がり掬い取られ、熟した実は水流に従ってパルパー(pulper) [果肉除去機]に送られる。果肉を除去されたコーヒーは未だコーヒー豆を覆っているパーチメント(parchment)[羊皮]に付着しているゼラチン分を除去するため発酵槽に入れられる。それが終わると再び新鮮な水で洗われて、機械または日光で乾燥される。次にパーチメントおよびコーヒー豆を直接覆っているシルバースキン(silver skin) [銀皮]を除去するためハリング・マシン(hulling machine)[脱穀機]に送られる。この方法で精製されたコーヒーはウオッシュド(washed)[水洗式コーヒー]と呼ばれ、一般にアンウオッシュド(unwashed)「非水洗コーヒーより望ましいと考えられる。
ウオッシュド
(washed)
[水洗式コーヒー]
ウエット・メソッド(wet method)[水洗式コーヒー精製法]で精製されたコーヒー。この行程は果肉除去法、醗酵、水洗、乾燥、羊皮・銀皮除去からなり、水洗によって未熟豆や爽雑物が流されるので、自然乾燥法で精製されたアンウオッシュド(unwashed)すなわちナチュラル(naturals)コーヒーより品質がよいと考えられる。
ウオッシュド・コーヒー
(washed coffee)
ウエット・メソッド(水洗式精製法)で精製したコーヒー。
ウオッシング
(washing)
[水洗]
水洗式コーヒー精製法の一工程。醗酵槽で醗酵させたコーヒー豆を、乾燥前に水で洗う行程。このとき、未熟塾豆は軽いので水面に浮かび、よく熟した重い豆と分離される。
ウガンダ
(Uganda)
アフリカ中東部のビクトリア湖北方に位置する共和国。首都カンパラ(kampala)。面積23.6万平方キロ、人口約1120万
 [生産量]
       1974/75   3,331,000俵
       1975/76   2,214,000俵
       1976/77   2,664,000俵
       1977/78   2,200,000俵
       1978/79   2,000,000俵
生産品種はロブスタとアラビカ。生産地は

   メンゴ(Mengo)
   マサカ(Masaka)
   ブギシュ(Bugisu)
   アンコレ(Ankole)
   ブンヨロ(Bunyoro)
   キゲジ(Kigezi)
   ウエストナイル(West Nile)

ウガンダアラビカは色は青緑色でシルバースキンに覆われ、良好の酸味とわずかながらこくもある。
ロブスタは明るい褐色の丸形の豆で鋭い味を持つ。

収穫期は一年中であるが11月〜2月が最盛期。
  輸出用コーヒーは次のように格付けされる。
(A)アンウオッシュド・ロブスタ
  @タイプクレイン(Type Crane)
  Aタイプイムパラ(Type Impala)
  Bスタンダードスーペリア(Standard Superior)
  Cスタンダード(Standard)
  Dアンダーグレイド(Undergrade)
(B)ウオッシュド・ロブスタ
  @A級(Class A)
  AB級(Class B)
  Bスタンダード(Standard)
  Cアンダーグレイド(Undrgrade)
(C)ブギシュ・ウオッシュド・アラビカ
  @タイプAA
  AタイプA
  BタイプB
  CタイプC
  DタイプPB
  EタイプE
  Fアンダーグレイド
(D)アザーウオッシュド・アラビカ
  @A級(ClassA)
  AB級(ClassB)
  BC級(ClassC)
  CD級(ClassD)
(E)アンウオッシュド・アラビカ
  @A級(ClassA)
  AB級(ClassB)
  BC級(ClassC)
  Cブギシュブニ(Bugisu Buni)
  Dトリエージ(Triage)
   [輸出量]
       1973   3,632,000俵
       1974   3,121,000俵
       1975   2,943,000俵
       1976   2,552,000俵
       1977   2,192,000俵
   輸出港はモンバサ(Mombasa)
ウジュンパンダン
(Ujung Pandang)
インドネシア、南スラウエシ州の州都で港湾都市。旧称マカッサル(Makasar)。コーヒー、コプラ、ゴム、香料などがここから船積みされる。
ウスルタン
(Usultan)
エル・サルバドル東部の主要コーヒー生産地。そのコーヒー生産量は西部のサンタ・アナ、中央部のラ・リベルタについで第3位、全生産量の約15%を占める。
ウッディー・コーヒー
(woody coffee)
変質し、商品価値を失った生コーヒー豆。
ウルアパン
(Uruapan)
メキシコ中西部にあるミチョアカン州の都市。ごく少量のコーヒーを産出する。
ウンナン
(雲南:Yunnan)
中華人民共和国雲南省の山岳地方で産出されるコーヒー。スマトラ産マンデリンににており、酸味少なく、こくがある良質コーヒー。
エイジド
(aged)
[熟成]
コーヒー豆の味やこくをいっそう望ましいものにするため、比較的冷たい、乾燥した条件下で生豆を貯蔵すること。単なる貯蔵あるいはオールド・クロップと混同してはいけない。
エキセルサ
(Excelsa)
リベリカ種の変種で、1904年、アフリカで野生しているのを発見された。非常に丈夫な木で、現在中央アフリカ共和国、フィリピン、ベトナムなどでわずかに栽培されている。品質的にはリベリカ種とあまり変わらない。
エキセルソ
(Excelso)
コロンビアコーヒーの等級名で輸出標準品豆は均一の緑青色を呈し、サイズはスクリーン15から17。異物は混入せず、良好な酸味と優れたこく。柔らかい味が特徴。輸出品の大半がこの等級に属している。
エクアドル
(Ecuador)
南米大陸の北西部に位置し、北はコロンビア、東および南はペルーに接し、西は太平洋に面する共和国。
首都キト(Quito)。面積28.4万平方キロ、人口約700万。
 [生産量]
      1974/75   1,270,000俵
      1975/76   1,191,000俵
      1976/77   1,389,000俵
      1977/78   1,474,000俵
      1978/79   1,483,000俵
輸出されるコーヒーはほとんどアラビカで、低地では、多少ロブスタが生産される。収穫期は7〜10月。
  エクアドルコーヒーは中粒ないし大粒の豆で、炒り上がりよく、こくと鋭い酸味を持つ。他国産の中性コーヒーとの配合に適する。
    生産地は
     マナビ(Manabi)
     ロハ(Loja)
     グアイヤス(Guayas)
     エルオロ(El Oro)
    および太平洋岸沿の
     エスメラルデス・ピンチンチャ
     ボリバール(Bolivar)
     ロスリオス(Los Rios)
    並びにアンデス山の
     インババラ(Imbabara)
     クムバイヤ(Cumbaya)
   エクアドルコーヒーは豆のサイズによって
    
    ウニコ(Unico)  大粒でハンドピックしたもの
    メディオ(Medio) 中粒でハンドピックしたもの
    ヌドス(Nudos)  中粒のもの
    カラコル(Caracol)ピーベリー
  に分けられる
   [輸出量]
        1973   1,162,000俵
        1974     988,000俵
        1975   1,072,000俵
        1976   1,531,000俵
        1977     899,000俵
      輸出港はマンタ(Manta)、ガイヤキル(Guayaguil)。
エスキントラ
(Escuintla)
グアテマラのコーヒー生産州および州都。
エスピリト・サント
(Espirito Santo)
ブラジル南東部のコーヒー生産州。生産量はパラナ州、サンパウロ州、ミナスゼライス州に次いで第四位をしめる。コーヒーは州の中央部から北部にかけて、ドイツ、イタリア、スエーデンからの移民の手で生産される。この州のコーヒーはビクトリア港から輸出されるのでビクトリアコーヒーと呼ばれる。品質はあまりよくない。
エスプレッソ
(expresso)
@特殊なコーヒー沸かし機で、フィルターに入れたコーヒー粉(イタリアン・ローストのものが使用される)に蒸気を加えて膨張させ、抽出しやすい状態にしてから、熱湯を蒸気の力で急速にコーヒー粉の中を通過させてコーヒー液を抽出するもの。
A焙煎の程度を表す言葉。ごく強く焼くこと。
エチオピア
(Ethiopia)
アフリカ大陸の北東部にある国。首都アジスアベバ(Addis Ababa)、面積122.2万平方キロ、人口約2500万。
エチオピアはアラビカコーヒーの発祥地といわれ、現在でも野生している。
    [生産量]
         1974/75   2,488,000俵
         1975/76   2,645、000俵
         1976/77   2,880,000俵
         1977/78   3,000,000俵
         1978/79   3,000,000俵
  生産地は
 西部
   ジマ(Djimma)
   ゴール(Gore)
   カファ(Kaffa)
   ギンビ(Gimbi)
   レケンプティ(Lekempti)
 南西部
   シダモ(Sidamo)
 中東部
   ハラー(Harrar)
 中央部
   アルシ(Arrusi)
   ショア(Shoa)

ジマおよびシダモはやや酸味はあるが中性コーヒー。
ハラーは灰緑色からオリーブ色の豆で形は長く、ジマやシダモより酸味が強い。
   エチオピアコーヒーは300グラムの見本に混入する欠点数によってグレイド1から8まで格付けされ、グレイド5以上がUGQ(Usual Good Quality の略、中等品の意)に分類され、輸出適格品とされる。なおハラーコーヒーは豆のサイズにより
  ボールドグレイン(Boldgrain)
  ロングベリー(Longberry)
  ショートベリー(ShortBerry)
に分けられる。
     [輸出量]
          1973   1,403,000俵
          1974     936,000俵
          1975     914,000俵
          1976   1,167,000俵
          1977     833,000俵
 輸出港はジブチ(Djibouti)、アッサブ(Assab)、マッサワ(Massawa)。

エフ・エー・キュー
(FAQ)
フェアー・アベレッジ・クオリティ(Fair Average Quality)の略収穫された年の標準品質の意。
エフ・エヌ・シー
(F.N.C)
FederacionNacional deCafeteros de Colombia (英文名はNational Federation ofCoffee Growers [コロンビア・コーヒー生産連合]の略。
コロンビアの主要コーヒー機関で、1917年に組織された。その活動は良質コーヒー生産の研究、販売秩序の確立、生産者価格の維持、精製・貯蔵施設の運営。輸出品検査、海外市場の開拓ときわめて広範囲にわたっている。さらにFNCはアメリカ、ヨーロッパ、日本に対して独特の販売活動を続けている、たとえばアメリカおよびヨーロッパに対しては、包装コーヒーの中身が100%コロンビアコーヒーを販売する業者には直接、間接に援助し、有望なコーヒー消費国である我が国へは、特別価格で輸出している。
エル・サルバドル
(El 
Salvador)
中央アメリカ太平洋岸にある共和国。首都サンサルバドル(San Salvador)面積2.1万平方キロ、人口約400万。
     [生産量]
          1974/75   3,300,000俵
          1975/76   2,530,000俵
          1976/77   2,700,000俵
          1977/78   2,050,000俵
          1978/79   2,900,000俵
生産物は珈琲、砂糖、綿花、トウモロコシを産するが、コーヒーは特に重要な農産物である。
生産品種はアラビカ。収穫期はセントラルスタンダードが10月〜12月、ハイグロウンが1月〜3月。
サルバドルコーヒーは緑色の豆で味は柔らかい。高地産の物は優れたこくがある。
生産地は
西部地区
  サンタアナ(Santa Ana)
  アウアチャパン(Ahuachapan)
  ソンソナテ(Sonsonate)
中部地区
  ラリベルタ(La libertad)
  サンサルバドル(San Salvador)
  ラパス(La Paz)
  クスカトラン(Cuscatlan)
 サンビセンテ(San Vicente)
東部地区
  ウスルタン(Usultan)
  サンミゲル(San Miguel)

ウオッシュドコーヒーは産地の高度により次の通り格付けされる。
     STRICTLY HIGHGROWN CENTRAL
              4000〜5000フィート
     HIGHGROWN CENTRAL
              3000〜4000フィート
     CENTRAL STANDARD
              1500〜3000フィート
 アンウオッシュドは
     TYPE SUPERIOR
     TYPE CARACOL
     TYPE CORRIENTE
       [輸出量]
           1973   2,489,000俵
           1974   2,554,000俵
           1975   3,062,000俵
           1976   2,666,000俵
           1977   3,051,000俵
輸出港はクツコ(Cutuco)、ラリベルタ(LaLibertad)、アカフトラ(Acajutra)。 
エレファント・ビーン
(Elephant 
bean)
コーヒーの実の中の二個の種子が、一個の大粒の奇形をした豆に育ったもの。アラビカ種の生産量中3%近くがエレファント・ビーンで、凱旋中に2個に割れることが多く、品質的にこれといった特徴はない。ピーベリーやマラゴジペ誤字ベと混同しやすい。
エンテベ
(Entebbe)
ウガンダ中南部、ビクトリア湖に面する都市でコーヒー、綿花などを産出する。
エントリア
(Enitorea)
エチオピア北部、公開に面する州。州都アスマラ。
コーヒー、綿花、タバコなどを産する。
オアハカ
(Oaxaca)
メキシコ東南部の州および州都名。付近に金銀鉱、コーヒー園がある。
オアハカで算出されるコーヒーは鋭い酸味とすばらしい香味の優秀品。シェラ・オアハカ(SierraOaxaca)は普通は自然乾燥法精製されたコーヒーで、豆は大きくなく、外観もあまりよくないが、プルマ・オアハカ(Pluma Oaxaca)は、水洗式で精製された立派な豆で品質もよく、配合用として適当なコーヒーである。

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